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自称HSPと揶揄が急増?背景と根本的な問題についての解説

自称HSPが急増?その背景と根本的な問題についての解説

 

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結局、肩身の狭い思いをするのはHSP

 

HSPのSemaphoです。

先日、HSPの方々がどのような不安を抱えているのか情報を集めていたところ、Twitterで「自称HSP」について揶揄されているツイートが多数投稿されていることに気が付きました。

 

まず、このHSPというのは特定の精神疾患ではなく、繊細さや生きづらさを抱えている人々の性質や傾向を表したもので、現在のところ、自己診断によって、HSPと認識した方が名乗るというのが前提です。

その前提条件で言えば、私を含む全てのHSPな自称HSPです。

そうしたHSPを名乗る人が増えたのは、日本の古い働き方や働きづらい社会に適応できない人が増えたことが原因と推測します。
また、YouTuberや芸能人に関連する話題によって、自覚する人も増えた印象もあります。

 

また、HSP精神疾患がある人、ということでもありません。

実際に、私はフリーランス広報として

海外スタートアップとバリバリ働いていますし、昨今の世界的な状況下においては、もしかすると非HSPの方々よりもメンタルは良好かも知れません。

 

しかし、恐らくSNSで揶揄されている自称HSPの本質はそこにはなく、自称HSPの呼ばれる人々とそれを揶揄する人々の間にある不快感に、本問題の根本的な原因があります。

 

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まず、先日の記事でも述べたように、SNSに愚痴を投稿するHSPの方がかなり多いと感じます。

そうした方のアカウント名にはHSPという単語が入っていたり、あるいはプロフィールにHSPであることを掲載されています。

こうした愚痴ツイートを快く思わない人は一定数いるでしょう。

 

また、社会人は皆、何かしら悩みや不安を抱えながら、それを耐え忍んで働いています。

現代社会になかなか適応できないHSPなど所謂、繊細さんが昨今話題になっています。

もしかすると、弱音を吐かずに頑張っている人からすると、「キツイのは繊細さんだけじゃない!繊細さんだけ都合のいいことを言っているのではないか」という、厳しい意見を持っている方も一定数いらっしゃる可能性があります。

そのため、繊細な方が生きやすい社会への実現に対する不公平感が積もりに積もって爆発したのかも知れません。

 

また、SNSへの愚痴というのは簡単に投稿できます。

きっと、対面で言う勇気がないことも、SNSだと言えるのでしょう。そのため、HSPや非HSPを問わず、ネガティブな感情が結びつきやすそうな検索キーワードをチェックすれば、否定的な意見が嫌でも目立ちます。

 

例えば、「仕事」、「経済」、「転職」などのキーワードはネガティブな感情を示す言葉が結びつきやすいのです。

実際にTwitterで「HSP 仕事」と検索してみると、愚痴ツイートがたくさんヒットします。

それでは、せっかくの役立つHSP向けの仕事情報も埋もれてしまいます。

 

また、HSPを名乗る側も自称HSPを揶揄する側も、HSPについての理解が足りていないのだと思います。

また、他人を不快にさせる愚痴も、それを揶揄する投稿も、SNSに載せる必要はありません。

HSPを揶揄する側は、SNSHSPを名乗る方々の愚痴をたくさん見てきた結果、自分を改めたり、協調性を欠いた人々のように映ったのかも知れません。

 

本来は傷つける必要のない人を傷つけたり、投稿する必要のない愚痴を吐き出すのは、それぞれの日常生活の中に根本的なストレスの原因があるのではないでしょうか。

あるいは、愚痴や揶揄は一度投稿してしまうと、すぐに癖になります。

それらを投稿することで得られる「爽快感の幻想」に病みつきになった結果、今日の「自称HSP叩き」になったのだと推測します。

 

SNSにおける、自称HSPへのバッシングについての推測まとめ

 

HSPは誰でも名乗れることに対する揶揄

 

SNS上にHSPを名乗る人々の大量の愚痴が投稿されている

 

・お互いにHSPへの理解が足りずに、本質的な問題が見えなくなっている

 

HSPや繊細さんが話題になり、不公平と感じる人もいる

 

HSPの繊細さを協調性の欠如と思う人々もいる

 

以上の内容をもって、自称HSPを揶揄する動きが発生していると推測します。

この動向により肩身の狭い思いをするHSPの方がいらっしゃるのではなにかと心配になります。

しかし、正直に言えば、こうした問題はいまの日本のSNSでは頻繁に起きているものなので、SNSを常用しないHSPにとっては全く問題ではありません。

もし、SNSが癖になっているHSPの方には、ジャーナリングなどの習慣をおすすめします。