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HSPが海外スタートアップとリモートワークして生きやすくになった話

HSPが海外スタートアップとリモートワークして生きやすくになった話

 

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日本から海外のクライアントと契約して働くHSP

 

HSPのSemaphoです。

私は現在、フリーランス広報としてスウェーデンのスタートアップ企業と契約しています。

契約したのは2019年の1月末、業務の本格的な指導は2月中旬頃だったように記憶しています。

初めに述べておくと、私は日本在住で海外渡航歴もなく、英語も満足に話せません。

そのため、私に欧米の人々と渡り合える特別な語学スキルのようなものはありません。

私の場合、クライアントとの連絡はメールを使っています。英語のリーディングは慣れてきたため、多少英文を読めるようにはなってきましたが、現在も翻訳機が欠かせないのです。

それでも、契約は毎月更新することができ、もうすぐ3年目を迎えます。

 

私がスウェーデンのクライアントと契約できたのは、偶然と「素直さ」のおかげでした。

私は2018年までにブロガーやフリーライターとしての経験の積み重ねていました。年間数百本のゲームニュース記事を書く傍らで、商業メディアへも寄稿していました。

ちなみに、私は1年半ほどの間に海外のゲーム開発者たちに60本以上取材を行い、ゲームブログに掲載していました。

それでも、なかなか収入が良くならない状態。

そんな折、お世話になっているメディアのオンライン忘年会があり、編集部の方が「セマフォさんはPRエージェントに向いているのでは」と私に声をかけてくれたのです。

 

その時点ではその言葉の意味がよく分からなかったのですが、「エージェントって言葉がカッコいいな」と思い、その日のうちPRエージェントについての情報を可能な限り集めることにしました。

 

この時は気付いていなかったのですが、きっと私は「〜に向いている」と言われたことが嬉しかったのです。

それは自分が気付いていない能力をその人が見抜いてくれて、認めてくれたことが心地よかったのだと思います。

 

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色々と情報を集めると、私は過去に取材を行った開発者たちに「PRエージェント始めたんだけど、仕事くれない?」というメールを送ることに。

その結果、現在のスウェーデンのスタートアップと契約することになりました。

 

重要なことは偶然参加した場で、お世話になっている人が言ってくれた言葉を素直に受け止めて、その日から行動できた、素直さにあると思います。

もし、あの時聞き流してしまっていたら、今のような働き方はあり得ないでしょう。

 

 

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海外のビジネスマンと働くことに関する恐怖はあるのさ

 

海外のクライアントとリモートワークをすることのストレスの有無については、ゼロではありません。

しかし、国内のクライアントとリモートワークをしていた頃と比較して、働きやすさは圧倒的に良いと断言できます。

私は海外に出たことがないくせに、やたらと海外志向が強かったため、外国人と仕事をすることの恐怖心はありませんでした。

ただし、契約当初は仕事そのものに対する緊張感が強く、そうした点では国内のクライアントから頂く仕事と全く変わりはありません。

それでも、やはり思い返すと働きやすい環境に身を置くことができたと感じます。

以下に働きやすい理由を3つまとめました。

 

働きやすい理由 その①「時差」

 

スウェーデンと日本は夏期でなければ、時差が6時間あります。

つまり、私が朝業務を開始する頃、彼らは業務を終えて眠りについています。

こうした、時差の関係から緊急の仕事というのはほぼ発生しません。

なぜなら、彼らも時差があることを承知の上で私と契約をしているため、かなり余裕をもってスケジュールが組まれています。

また、マイペースな私としては個人的には時差があることで、進捗の連絡が意味を成さないことも気に入っています。

進捗報告をしないことから、ミスの発生には気をつけなければなりませんが、私の場合、契約当初の時点で業務のフォーマットを決め、クライアントに承諾を得ています。

そのため、根本的な作業のシステムから可能な限りミスが発生しないよう管理しています(それでも失敗してしまう事もありますが、後述の理由から精神衛生的には悪くないです)。

 

働きやすい理由 その②「物理的な距離」

 

クライアントの住むスウェーデンと日本では非常に距離が離れているため、お互いの感情の距離も良い距離感に中和されている気がします。

また、言語間の壁もあるため、私にとってはストレスがかなり軽減されています。

 

働きやすい理由 その③「簡潔さ」

 

海外のクライアントの一番良い点はコミュニケーションの簡潔さです。

基本的に彼らに意見や提案を却下されたことはあまりないのですが、方向性が異なるものについてはストレートに改善して欲しいと言われます。

さらに、その際は項目別に改善点を挙げてくれるなど、合理的かつ判断しやすい基準を設けてくれるため、仕事が非常にやりやすいですね。

そして、私が最も働きやすさを感じる理由が、彼らの失敗に対する寛容さです。

彼らは私の失敗に対しても、むしろ「事前に教えてくれてありがとう!助かったよ」という具合に感謝を伝えてくれるのです。

 

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HSPは海外のクライアントと働くべき?

 

ここまで良い点を書くと、私が「HSPは海外クライアントと働くべき」と言っているようにも感じるかも知れませんが、そんなことはありません。

私と違って海外のクライアントと仕事をする方が怖いと感じた方もいらっしゃると思います。また、そもそも海外のクライアントと仕事をできる機会なんて、そうそう簡単に転がっていません。

本稿でお伝えしたいこと周囲の人々の助言に耳を貸せる、良い精神状態を作ることの重要さと、思ってもみないところから展開は訪れるということです。

 

しかし、HSPの症状に悩んでいる最中はなかなか冷静に選択肢を見出すことはできません。

そのため、まずはメンタルが不安定な場合、自分の悩みや不安を客観的に見るという習慣をおすすめします。

以下の記事に紹介していますので、ぜひご覧ください。

 

 

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