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HSPのフリーランス広報が届けるHSP情報

転職と休職を繰り返していたHSPが「働き方」の最適化をした結果、生きやすくなった話

転職と休職を繰り返していたHSPが「働き方」の最適化をした結果、生きやすくなった話

 

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理想はベッドの上、キャンプ場、ゲームの隙間時間にできる仕事

 

HSPのSemaphoです。

私は現在、フリーランス広報として、スウェーデンのスタートアップと契約しています。

私は2017年頃から、「いつかベッドの上で仕事をできればなあ」と考えるようになりました。それは場所や時間を問わない仕事を意味します。

HSPの人にとって、なんてことのない些細なストレスでも積み重なると、HSPには致命的なダメージになり得ることは、これまでの経験から十分理解していました。

そのため、勤務時間や勤務地などの根本的なストレスをゼロにするための努力をしようと決意したのです。

当初はまだ現在のように、きちんと言語化できていなかったものの、そうした理想を思い描きながら、ブロガーやフリーライターをしていました。

 

現在のフリーランス広報という仕事は私の理想の働き方の50%ほどしか到達していませんが、以前に比べて10倍は生きやすくなったという感覚があります。

例えば、現在は勤務時間やコアタイムといったものはありません。そのため、一日10分くらいしか働かなくても結果や成果さえ残せば契約は続きます(逆を言えば結果が残せなければ契約を終わります)。

私はプレスリリース、ニュースリリースなどの原稿はまずiPhoneで書きますし、そのほかの作業も基本的に全てiPhoneだけで済ませることができます。こうしたことから、ベッドの上や外出先からでも仕事ができるようになりました。
どうしてもPCの方が効率的な作業が発生した場合でも、ラップトップを持ち出して対応すれば解決します。

 

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理想の50%といったのは、やはりお客様へのサポートをする際、悪意のあるユーザーも少なくないので、そこで感じるストレスは私にとって苦痛です。今後の働き方を見直すとすれば、ここが一番大きなポイントになります。

そのほかにも、単発で依頼された広報の仕事の場合、クライアントがスケジュールを守ってくれるとは限りません。ひどい場合は期限がすでに過ぎているにもかかわらず、仕事を発注してくることもあります。
今後、そうしたストレスが発生しないような働き方にしていく必要があると感じています。

また、もう少し経済的に潤うように改善する必要があることなどから、100%という数字にはまだまだ至りません。

 

しかし、2018年の12月30日午後5時まで、私は自分がフリーランス広報になって、このような働き方ができるとは、一切思っていませんでした。

私は現在の働き方のきっかけをお世話になっている、メディアの編集部の方に与えてもらいました。

2018年の¥に行われた、その媒体のオンライン忘年会の際、その方が「セマフォさんはPRエージェントに向いていてるのでは?」という話をしてくださいました。私は以前より、その方が記事の編集担当をすると、話が早いうえに、理不尽さがないという理由から、心を開いていました。
そのため、PRエージェントの話に対しても素直に意見を取り入れることができました。

 

その話から、一か月ほど経ったとき、私は現在のクライアントと契約に至りました。

この契約に至るまでの話は少し長いので、今後詳細な情報を公開しますが、概要はこちたの記事にあります。ご興味がございましたら、ご覧ください。

 

 

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私がこの経験からHSPの読者の方々にお伝えしたいことは、自分よりも他者の方が長所を知っていることもあるということです。
また、他者の経験をもとにしたアドバイスを聞き入れることができれば、人生を変える転機となることがあります。

決して、何でもかんでも取り入れればいい、ということではありませんが、今の自分の人生とは、自分の考えによって選んだ道を進んだ結果です。
そして、現状に不満がある状態が長く続いているということは、自分の考え方のアップデートを怠っていたり、自分にとって気持ちの良い意見しか取り入れていない場合があります。

私はこの経験を通して、物事の本質に触れることができた気がします。

 

私は今後も、HSPの方々が生きやすくなるような良い情報を発信していきます。このブログは体験談をもとにした一次情報しか掲載されていません。そのため、ご自身の状況や技術などに脳内変換しながら、読んでいただければ幸いです。

 

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【HSP体験談】海外企業と契約中のフリーランス広報の実務とストレスを感じるポイントを公開

海外企業と契約中のフリーランス広報の実務とストレスを感じるポイントを公開

 

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フリーランス広報の実務とストレス

 

HSPのSemaphoです。

私はこのブログで何度か自己紹介しているように、現在フリーランス広報として海外のスタートアップと契約しています。契約は毎月更新しており、20212月で3年目を迎えます。

フリーランス広報になった経緯については先日の記事で紹介しましたので、ご覧頂ければ幸いです。

 

本稿では、フリーランス広報という仕事に興味のあるHSPの方向けに、私の日々の仕事内容について公開できる範囲でお伝えします。

最初に述べておくと、私はフリーライター時代に国内のクライアントとのコミュニケーションや働き方のギャップなどがあり、辛くなってしまいました。

そのため、広報という仕事では海外のクライアントを選択しましたが、日本にも広報専門のエージェント会社があります。

そのため、本稿の実務紹介を読み、フリーランス広報を目指したいと思われた方は、そうしたエージェントの情報をチェックすることもおすすめします。

 

フリーランス広報の業務は多岐にわたる!筆者は翻訳業務も兼任

 

私の契約先はスウェーデンのゲーム開発スタジオです。

そこで開発されたゲームはストアにリリースされ、日本からもプレイできます。

過去にそのスタジオの中心人物は大ヒットタイトルを生み出しており、日本にも多くのファンがいらっしゃいます。

 

私の主な仕事は日本国内のメディア向けのプレスリリース・ニュースリリースローカライズと配信です。

それらが、メディアに掲載されることで多くのゲーマーに情報が届き、ファンの方にも開発状況をお伝えできるのです。

 

また、不具合報告やフィードバックの窓口を作り、ファンの方々の投稿を英語に翻訳して、開発スタジオまで送り届けるというサポート業務も行っています。

 

これに加え、私はさまざまな仕事を提案し、自ら請け負っています。

 

例えば、その開発スタジオの日本語版SNSアカウントを運営し、ファンの方々に開発フェーズを知らせたり、追加要素を発表するといった、ライブ感のある情報提供をしています。

また、YouTubeで公開する動画の翻訳や日本のメディアからの取材対応なども私の仕事です。

 

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業務は多岐に渡りますが、広報の業務は全て、開発元とお客さまとの関係を良好に保つことにあります。

つまり、私が失礼なことをすれば、開発スタジオは損をします。

しかし、逆に私の仕事が上手くいったときの喜びは言葉で表現するのが勿体ないほど良いものです。

 

私はクライアントの会社のスタッフではないため、プロジェクトを左右するほどの機密情報にはアクセスできません。

そのため、日本の企業の広報担当者の方の場合、そうした情報に触れることもあるでしょう。

そのほか、業種によって業務は変わることもあると思われます。

しかし、上述の通り、広報にとって重要なのは世の中と企業の関係を良好に保つことです。

ちなみに、これらは所謂、外部広報としての役割です。

近年、生産性向上やコンプライアンスの問題から、内部広報の重要性も高まっています。

内部広報については、私の業務に含まれていませんが、面白い情報もあるため、次回以降の記事で紹介させて頂きます。

 

フリーランス広報のストレスが溜まるポイント

 

フリーランス広報の業務でストレスが最も溜まるのは、荒らし目的のお客さまへの対応です。

ご想像の通り、どんな業界にも、一定数そういった困ったお客さまがいらっしゃいます。そうした方々への対応はストレスが溜まりますし、疲れてしまいます。

近年、ユーザーの企業への嫌がらせが、警察も動く事件になることもあるほどです。

 

また、忙しい時期が定期的にあるため、一人で日本の市場全てをカバーするのは疲れてしまいます。

もちろん、そこで結果を残せると圧倒的な喜びがあります。

 

小さなストレスで言えば、言語の違いによる確認作業の多さです。

私はミスが発生しないようにクライアントと何度も簡単な英語に翻訳して、確認するため、どうしても連絡回数が増えてしまいます。

 

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フリーランス広報は責任重大

 

私は慣れてしまいましたが、広報担当者の責任は重いです。

しかし、お金をもらっているので、ある程度のプレッシャーは避けられないでしょう。

 

責任ある仕事で結果を出す喜びは、何にも代えがたいものがあります。私はそうしたプレッシャーがかかる場面と、働きやすい環境がセットになっていれば、現状のストレスは大きな問題ではないと気付くことができました。

 

もし、フリーランス広報の仕事に興味があるけれど、仕事内容や環境に対する恐怖がある方は、どんな働き方や環境であれば、自分が楽なのかということをまず言語化してみると良いでしょう。

行き当たりばったりの仕事ではなく、自分が責任をもって、自分のために働きやすい環境を整えてあげなければ、基本的に誰も手を差し伸べてくれません。
それを悲観せずに、伸びしろと捉えることができれば、やるべきことが分かってくるでしょう。

 

本稿がHSPの方の参考になれば幸いです。

HSPは〇〇した方がいい、という一般論に振り回されてはならない理由

HSPは〇〇した方がいい、という一般論に振り回されてはならない理由

 

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情報発信者はHSPなのか?それとも、専門家なのか?

HSPのSemaphoです。

最近になり、テレビやYouTubeでもHSPという単語をよく見かけるようになりました。

仕事でTwitterを使う際、たまにタイムラインにも流れてくることから、SNSでもHSPという言葉が以前よりも色々な人の間で使われているのだろうと感じます。

また、ブログや何らかの情報サイトでHSP向けの情報を発信しているのもよく見かけます。

しかし、残念なことに多くのHSP向けの情報が共感してもらうことに重きを置いているだけで、具体性が欠けていたり、誰でも言えるようなことばかりを並べているまとめサイト的なものが多く、正直なところ、そうした情報に振り回されるHSPの方がいないか不安です。

 

HSPの方にお伝えしたいことがあります。

HSPは〇〇した方がいい」といった、HSPを一括りに扱う情報には警戒した方がいいです。

なぜなら、HSPは人によって症状や程度、そのほかの精神的な問題の有無など、個人差があり、決して一括りにできるものではないからです。

また、誰にでも言える一般論を鵜呑みにしてしまうと辛い思いをしてしまい、失敗を引きずった結果、次への一歩がなかなか踏み出しづらくなるかも知れません。

そうした一般論を紹介したまとめサイトは確かに、HSPの方々が発信する情報かも知れませんが、だからといって無条件で価値があると決まったわけではありません。

また、昔から人々の不安をフックとしたブログはウケるのです。つまり、収益性が高い傾向があります。

それ自体は悪くないのですが、お金目当てに記事を量産する、中身がスカスカのブログが増えやすいということも事実です。

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では本当に価値のあるHSP向け情報とはなんでしょうか。

それは、具体性に富んだ体験談が多く含まれるブログです。

 

なぜ、HSPにとって具体性に富んだ体験談の価値が高いのでしょうか。

まず、話をわかりやすくするために上述した、誰にでも言えることばかりを並べた情報サイトはなぜ価値がないのかということを解説していきます。

 

HSPとは他者の感情や周囲の環境に影響を受けやすい、というのは我々が最も知るところです。

そのため、やたらと「HSPはリモートワークだと楽になる」、「HSPはブログで収入を得ましょう」といった記事を見かけます。

そして、その記事を読んでみると「HSPは周囲の影響を受けやすいので、リモートワークが向いています」といった内容が紹介されているだけ。そんな記事ばかりです。

これ、本当にHSP向けの価値がある情報でしょうか。

2015年頃からリモートワークを実際に体験してきた私にとって、リモートワークと非リモートワークとは結局、他人とコミュニケーションの形がオンラインか対面かの違いしかありません。そのため、連絡が必要なことに変わらないため、嫌な言葉遣いをする人間との関わりがなくなるわけではありません。
むしろ、ネットを介すもんだから、相手の表情が見えない分、嫌味な言葉は余計にガツンときました。

 誰にでも入手できる情報というのは中身が伴っていなくとも、それらしく公開できるのです。

クラウドソーシングなどで、よくあった話なのですが、とあるまとめサイトの記事の情報源が誰かのブログだった、という笑えないジョークが多発しています。

それはただ、インターネット上のA地点にある情報が、インターネット上のB地点にコピーされただけですね。故に価値はゼロと言えます。

極端な話、そうした方法になるとHSPの人でなくてもHSPのフリをして記事を書くことができます。

だからこそ、私は具体性に富んだ体験談の価値が高いと断言できます。

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HSPにはリモートワークがおすすめ、なんて誰にでも言えます。

しかし、私のように日本国内と海外の両方でリモートワークをしているHSPの体験談なんて、誰でも彼でも語れる内容ではありません。

具体的な体験談の場合、誰にでも言える一般論とは違って、生の知識に溢れています。

 

HSPが楽に働ける仕事について情報を集めることは確かに重要ですが、その情報がどの目線から発信されているのか気付かないまま、振り回されると価値の高い情報にはたどり着けません。

 

そのため私を含む、HSP体験談を掲載しているブロガーはブックマークしておくことをおすすめします。私もそのような素敵なブロガーさまはブックマークさせて頂いています。

 

以上がHSPに関する一般論を集めたサイトの情報に警戒した方が良い理由です。

そもそも、我々HSPは人によって程度も異なりますし、得意なことや好きなことも違います。それなのに、誰かの一般論に合わせた型にハマる必要はありません。

もしかすると、人が混雑した場所でも上手く付き合って、元気に働いているHSPさんもいらっしゃるかも知れません。

我々が辿り着くべき情報はそうした人々の体験談なのです。

そして、もし余裕があればブログやSNSで他のHSPさんに教えてあげるよ良いでしょう。

【HSP体験談】フリーライターの実務紹介 ストレスを感じたポイント解説

HSP体験談】フリーライターの実務と体感したストレス

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HSP×フリーライター 実務とストレス

HSPのSemaphoです。
私は以前、フリーライターとしてゲームメディアに寄稿していました。
運営していたゲームブログがコアな記事を取り揃えていたこともあり、複数のメディアの編集部の方から声をかけて頂きました。
その辺りの詳しい事情は「HSPブロガーがフリーランス広報になるまでの全ステップ」という記事でも少し触れています。

 

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本稿では、HSPである私目線でフリーライターの実務におけるストレスや苦労した点を紹介します。
この記事を読めば、フリーライター希望のHSPの方々の気になる人間関係や仕事内容などが分かるのではないでしょうか。


まず、フリーライターの仕事はメディアの編集部から提案・依頼してもらった記事を書く場合と、自分から企画やドラフト(草稿、構成や趣旨などを記したドキュメント)を提案して、執筆する場合の大きく2つに分けられます。
記事の種類はメディアが取り扱う情報によって変わりますが、ウェブメディアではニュース、製品のレビュー、インプレッション、あるいは能力に応じて取材記事などがあります。


もしかすると、フリーライターはコラムやエッセイを書くというイメージが強い方もいらっしゃるかも知れませんが、媒体によってその点の比重は変わります。
私は速報性の高いウェブメディアへ寄稿していたことから、コラムよりもニュース記事やインプレッション、レビューを書く機会の方が圧倒的に多かったです。
また、紙媒体へ寄稿するというのは、ウェブメディアよりも難易度が高いと言えるでしょう(単純にウェブメディアの方がライター募集の数が多い)。
各メディアの読者層や形態によって、記事の種類は変わりますが、共通して言えることはコラムを書けるライターは一次情報を発信できる経験と文章力が必要です。


フリーライターは契約書を交わすことが多いですが、交わさないこともありました。これは、単発的な発注を受けたときなどが多いです。
メディアへ寄稿することになった場合、契約書の有無について確認してみるとよいでしょう。

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HSP目線で語るフリーライターの実務とストレス


まず、フリーライター希望のHSPの方にとって気になるのは実務やどんな雰囲気でコミュニケーションを編集部の方々と取るのか、ということではないでしょうか。


HSP系の情報サイトでは、HSPにおすすめの働き方として、フリーライターが紹介されていることがあります。
その中には「在宅ワークだとストレスが軽減されるから」、あるいは「対面ではないから気が楽になる」といった理由で在宅のフリーライターをおすすめしている情報もあります。
しかし、私はこれに対して、懐疑的です。
なぜなら、フリーライターの場合、少なくとも以下のような手順で編集部と連絡を取りながら記事を書く必要があります。


・記事の提案・プレゼン(または編集部からの依頼)


・ドラフトを提出


・ドラフトに関する確認(修正指示)への返信・対応


・原稿提出


・原稿の修正指示への対応


・原稿の再提出


こうした連絡をメールやチャットアプリでやり取りするのですが、他者とコミュニケーションが苦手な私は非常に強いストレスを感じました。
さらに、メールを送ってくる相手も人間ですので、忙しい時は修正指示の文面もキツいこともあります。
また、基本的には編集部のタイムスケジュールに合わせて、原稿を提出しなければならないので、期限までに出さなければいけない長文の原稿があれば、追い込まれるときもあります。
加えて、私は編集部の人によって修正が入る文章と修正が入らない文章の基準がバラバラなのもストレスに感じていました。編集担当の好みに合わせて記事を修正することや、そのために一往復の無駄な連絡が発生することにストレスを感じていました。
恐らく、人との関わり合いが苦手なHSPの方も多いことから、これらのコミュニケーションにかかる心理的なプレッシャーに共感して頂けるのではないでしょうか。


また、上述したようなHSP情報サイトに、「フリーランスは会社員と違って、精神的に何らかの余裕が生まれる」という旨の説明の非常に多いですが、フリーライターを本業にしようとすると、むしろ逆に余裕はなくなります。
また、私は現在、フリーランス広報ですが、同じく心理的にも、経済的にも余裕はありません。

フリーランスは基本的にクライアントがいなければ、仕事がありません。
そのため、プレゼンや営業が得意なフリーライターは非常にスムーズに稼ぐことができますが、多くのHSPの方の場合、営業などの積極的なコミュニケーションが苦手だからこそ、フリーライターという道に興味を持たれたのではないでしょうか。


つまり、HSPフリーランスという働き方を積極的に提案するということは、コミュニケーションにかかるストレスを全く考慮していない可能性があります。
私のように他者との接触が本当に苦手なHSPの場合、メールだろうと、対面だろうと負担となるストレスはあまり変わりません。
むしろ、性格の悪い相手は文章の方が腹が立つ場合もあります(なんで、句読点の一つもつけないんだ!みたいな)。


実際に私はフリーライターとして働く中で、上述したストレスに苦労しました。
念のため述べておくと、全てのメディアがなにかHSPに対してストレスをかけようとしているという訳ではありません。
とても、優しくしてくれる良い人たちもいますよ。

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HSPフリーライターとお金の話


また、フリーランス全般に言えることなのですが、報酬金額の交渉はとても大切です。
自分の仕事の対価を払ってもらうことが基本なのですが、正直なところ、こうした交渉は精神的に参ってしまうこともあります。
例えば、エビデンスが必要な取材記事を執筆した際、慎重に裏付けを取るように指示されたため、1週間ほど期間が必要でした。
この記事一本に費やした時間は25時間は超えています。
その後、この記事の報酬金額として5000円が提示されたのです。
これは本当に堪えました。当然、こちらも交渉して何とか金額を上げてもらいましたが、先方は不満アリといった感じでした。
残念ながら、これは私が不運だったのではなく、多くのフリーライターが経験することなのです。


ここまで読んで、フリーライターになるのをやめようかと考えた方もいらっしゃるかも知れません。
正直、「フリーライターになろうと思って、フリーライターになる」のはかなり厳しいと思います。
どういう意味かと言うと、フリーライターというのは何かしらの専門分野がある人が寄稿する記事に高い価値が付くのです。
あるいは、インフルエンサーのように、その人自身にファンが付いていると、記事がたくさん読まれます。
当然、そうした人々の方が報酬は高くなります。


悲しいことにフリーライターになる!という志や、コミュニケーションを頑張っても金額は増えません。

そこまでして、なぜ私がフリーライターをやっていたのかというと、文章を書くことが好きだったからです。


ブログを継続し、メディアから執筆の機会をもらった時、自分の文章が初めて他人に認められた、という手応えがありました。
たしかに、フリーライターをやっている時を思い返すと辛いことが真っ先に頭に浮かびますが、その経験に後悔は全くありません。
なぜなら、その経験があったからこそ私は現在、海外のスタートアップの広報として勤務しているからです。


客観的に評価できる経験を積む


私は世界的に有名なゲームメディアの日本版のメディアに寄稿させて頂ける機会をもらいましたが、当時はやはり仕事の緊張感とコミュニケーションのストレスに悩んでいました。
しかし、このメディアに寄稿していたことは、海外のクライアントにも評価してもらえる実績として活かせたのです。
全世界のゲーム開発スタジオが知っているブランドなので、信頼してもらえる実績を知らず知らずのうちに残していました。
非常に面白いのは、ブログをやっていなければ、メディアに寄稿する機会は頂けませんでした。
また、フリーライターになっていなければ、フリーランス広報にもなっていませんでした。
私が毎日文章を書いてきたことが、自分の想像していなかった形で報われたのです。
この体験から学ぶべきことは、やる前から結果を決めてはならない、ということです。
多くの人間は挑戦するか否か、という選択肢を目の前にした時、挑戦しない理由を探す方が得意です。
しかし、今の自分が知らない選択肢というのが、実はたくさんあって、それに気がついた時に予想していなかった景色が見れるようになるのではないでしょうか。


フリーライターをしていると、私より文章が上手なライターが非常に沢山いました。
しかし、私は昨日の自分よりも良い文章を書こうとする向上心が大切なのだと学びました。


フリーライター希望のHSPの方も実際に寄稿する際に同様のストレスを感じることがあるかもしれません。
もし、辛くてどうしようもない場合は辞めてもいいでしょう。
しかし、挑戦してもないのに、その恐怖が邪魔をして、目指すことを辞めてしまうのは勿体ないと思います。
いきなり、フリーライターに飛び込むのが怖い人は私と同じようにブログから始めてみるのも良いかもしれません。


本稿がHSPの方の参考になれば幸いです。

HSPブロガーがフリーランス広報になるまでの全てのステップを公開

HSPブロガーがフリーランス広報になるまでの全ステップを公開

 

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ブログが秘めた可能性と自分の知らない選択肢


HSPのSemaphoです。
ご覧頂いている、このブログはHSP TIPSといいます。TIPSとはヒントなどの意味があります。
本稿では、私がフリーランス広報になった経緯や、海外スタートアップと契約できた理由について紹介します。
しかし、全ての話を詳しく説明すると、あまりに長文になってしまうので、本稿では全体像をつかめる程度に収めさせていただきます。

しかし、よく質問を頂く点については、本稿の最後にQ&Aとしてまとめています。


もちろん、後日各ステップの詳細や解説も無料で公開します。


ゲームブログを立ち上げ50本以上の取材記事を掲載


私はゲームが好きで、ゲームブログを立ち上げました。ブログをやろうと思ったのは文章を書くことが好きだったことと、本読むのが好きだったことが理由です。
ゲームブログは所謂、トレンドブログに位置するスタイルで、毎日ゲームニュースを掲載していました。
そのゲームブログでは海外のゲーム開発者への取材を50回以上行い、インタビューを掲載していました。
そうした尖ったアクションがきっかけで、次のステップに進むことななります。


フリーライターとして業界大手のゲームメディアに寄稿


私はゲームブログでの実績や熱意をメディアの編集部の方々に評価して頂き、寄稿する機会を授かりました。
そして、IGN JAPAN様やAutomaton様といった、国内の業界大手のメディアへ寄稿させていただくことができました。
ゲームブログ時代は今よりももっと文章は下手でしたが、編集部の方々の指導やアドバイスのおかげで、少し成長することができたのも、現在のキャリアに繋がります。
しかし、私がフリーライターとして残した実績は大したことのないもので、正直なところコンプレックスとも言える点です。

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フリーランス広報 開発者と国内メディアの橋渡し役へ


フリーライターという仕事は私よりも優秀な人ばかりで、苦戦していました。
私は多くの人に読んでもらえる記事をたくさん書く、という働き方に向いておらず、伸び悩んでいました。
すると、お世話になっている編集者の方から「セマフォさんはPRエージェントに向いているのでは」とアドバイスを頂き、それがきっかけで、フリーランス広報について調べることになりました。


その後、ゲームブログ時代に取材したデベロッパー・パブリッシャーに営業メールを送り、現在の会社と契約することになりました。


私の広報としての仕事は当初、契約先のプレスリリースやニュースリリースを日本向けにローカライズし、国内メディアに送るというものでした。
現在はそれに加えて、国内ユーザーサポート、フォーラムの管理など多岐に渡りますが、全てメールやTwitterなどのテキストによるサポートであることから、フリーライターとしての経験が活かせています。


駆け足でしたが、以上がHSPの私がフリーランス広報になるまでの経緯です。
以下に、これまで友人や知り合いによく尋ねられた質問と回答をまとめています(項目は今後も順次追加しますので、ブックマーク頂ければ幸いです)。

 

よくある質問【FAQ】


・ブログ何年目にフリーライターになったの?
→2016年の11月にブログを立ち上げて、2018年の1月にフリーライターになりました。そのため、1年2ヶ月ほどです。


・繊細な人がフリーライターってきつくない?
→はい、私はとてもキツかったので現在は寄稿を休止しています。


HSPフリーランスになるべき?
HSPの方々をひとまとめにして、フリーランスを目指すべきとは言えません。また、フリーランスになっても多くの場合、他者とのコミュニケーションが発生するため、そのストレスは会社員と大きく変わりません。


・なんで、海外のクライアントと契約したの?
→国内のクライアントとのコミュニケーションによって発信するストレスは、フリーライターの時に体験していました。そのため、ブログで取材した際に海外の開発スタジオから感じていた、緩い空気感ならば働きやすいのではないかという仮説を立てて、挑戦しました。


・英語はできるの?
→私の英語のレベルではビジネスにおいて、全く役に立たないため、常に翻訳機を使っています。


・広報って大変?
→はい、大変な時もありますが、勤務時間などが決まっていないので、その点が気に入っています。


・なんで勤務時間がないの?
→一番の理由は契約先との時差があるためです。また、監視システムなどもありません。


以上がFAQでした。


今後もよろしくお願いします。

HSP TIPS 現役フリーランス広報がお役立ち情報を発信

HSP TIPS 現役フリーランス広報が発信するHSPのためのお役立ち情報

 

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自己紹介とブログ開設理由


HSPのSemaphoです。
私は30年間生きづらさを抱えて生きてきたHSPです。しかし、今ではメンタルも落ち着き、上向きになりました。
その最も大きな理由は、多くのHSPの方々が抱えてらっしゃる「仕事」にあります。
私は現在、フリーランス広報として、海外のスタートアップと契約し、勤務時間やコアタイム、ノルマなどの縛りから解放されました。
日本に住みながら、海外のビジネスマンと仕事をする、この働き方は私にとって心地よく、非常に働きやすいです。


私はこの経験を活かして、他のHSPの方々に情報をシェアしたいと考え、このブログを立ち上げました。
また、私自身も今後成長しなければならない点も多くあるため、情報を発信する中で様々なことに挑戦して参る所存です。


記事は600文字程度から3000字を超えるものまでご用意いたします。
また、今後ブログ内で紹介するHSP向けのワークアウトをiOSアプリ、またはWebサービスとしてリリースする予定です。


このブログはHSPであることを悲観せず、自分の力で立ち上がることをメインテーマとしています。
私と同年代の大人の方々から、HSPの学生の皆さまにも役立つコンテンツをご用意いたします。


また、それらは全てわたしの体験談や経験をベースとした一次情報です。
もしかすると、世間で言われているHSPの性質と異なる情報もあるかもしれません。その際は、ぜひご自身の状態に変換して頂ければ幸いです。


よろしくお願いいたします。