HSPは〇〇した方がいい、という一般論に振り回されてはならない理由
HSPは〇〇した方がいい、という一般論に振り回されてはならない理由
情報発信者はHSPなのか?それとも、専門家なのか?
HSPのSemaphoです。
最近になり、テレビやYouTubeでもHSPという単語をよく見かけるようになりました。
仕事でTwitterを使う際、たまにタイムラインにも流れてくることから、SNSでもHSPという言葉が以前よりも色々な人の間で使われているのだろうと感じます。
また、ブログや何らかの情報サイトでHSP向けの情報を発信しているのもよく見かけます。
しかし、残念なことに多くのHSP向けの情報が共感してもらうことに重きを置いているだけで、具体性が欠けていたり、誰でも言えるようなことばかりを並べているまとめサイト的なものが多く、正直なところ、そうした情報に振り回されるHSPの方がいないか不安です。
HSPの方にお伝えしたいことがあります。
「HSPは〇〇した方がいい」といった、HSPを一括りに扱う情報には警戒した方がいいです。
なぜなら、HSPは人によって症状や程度、そのほかの精神的な問題の有無など、個人差があり、決して一括りにできるものではないからです。
また、誰にでも言える一般論を鵜呑みにしてしまうと辛い思いをしてしまい、失敗を引きずった結果、次への一歩がなかなか踏み出しづらくなるかも知れません。
そうした一般論を紹介したまとめサイトは確かに、HSPの方々が発信する情報かも知れませんが、だからといって無条件で価値があると決まったわけではありません。
また、昔から人々の不安をフックとしたブログはウケるのです。つまり、収益性が高い傾向があります。
それ自体は悪くないのですが、お金目当てに記事を量産する、中身がスカスカのブログが増えやすいということも事実です。
では本当に価値のあるHSP向け情報とはなんでしょうか。
それは、具体性に富んだ体験談が多く含まれるブログです。
なぜ、HSPにとって具体性に富んだ体験談の価値が高いのでしょうか。
まず、話をわかりやすくするために上述した、誰にでも言えることばかりを並べた情報サイトはなぜ価値がないのかということを解説していきます。
HSPとは他者の感情や周囲の環境に影響を受けやすい、というのは我々が最も知るところです。
そのため、やたらと「HSPはリモートワークだと楽になる」、「HSPはブログで収入を得ましょう」といった記事を見かけます。
そして、その記事を読んでみると「HSPは周囲の影響を受けやすいので、リモートワークが向いています」といった内容が紹介されているだけ。そんな記事ばかりです。
これ、本当にHSP向けの価値がある情報でしょうか。
2015年頃からリモートワークを実際に体験してきた私にとって、リモートワークと非リモートワークとは結局、他人とコミュニケーションの形がオンラインか対面かの違いしかありません。そのため、連絡が必要なことに変わらないため、嫌な言葉遣いをする人間との関わりがなくなるわけではありません。
むしろ、ネットを介すもんだから、相手の表情が見えない分、嫌味な言葉は余計にガツンときました。
誰にでも入手できる情報というのは中身が伴っていなくとも、それらしく公開できるのです。
クラウドソーシングなどで、よくあった話なのですが、とあるまとめサイトの記事の情報源が誰かのブログだった、という笑えないジョークが多発しています。
それはただ、インターネット上のA地点にある情報が、インターネット上のB地点にコピーされただけですね。故に価値はゼロと言えます。
極端な話、そうした方法になるとHSPの人でなくてもHSPのフリをして記事を書くことができます。
だからこそ、私は具体性に富んだ体験談の価値が高いと断言できます。
HSPにはリモートワークがおすすめ、なんて誰にでも言えます。
しかし、私のように日本国内と海外の両方でリモートワークをしているHSPの体験談なんて、誰でも彼でも語れる内容ではありません。
具体的な体験談の場合、誰にでも言える一般論とは違って、生の知識に溢れています。
HSPが楽に働ける仕事について情報を集めることは確かに重要ですが、その情報がどの目線から発信されているのか気付かないまま、振り回されると価値の高い情報にはたどり着けません。
そのため私を含む、HSP体験談を掲載しているブロガーはブックマークしておくことをおすすめします。私もそのような素敵なブロガーさまはブックマークさせて頂いています。
以上がHSPに関する一般論を集めたサイトの情報に警戒した方が良い理由です。
そもそも、我々HSPは人によって程度も異なりますし、得意なことや好きなことも違います。それなのに、誰かの一般論に合わせた型にハマる必要はありません。
もしかすると、人が混雑した場所でも上手く付き合って、元気に働いているHSPさんもいらっしゃるかも知れません。
我々が辿り着くべき情報はそうした人々の体験談なのです。